今回は「オタク女子が、4人で暮らしてみたら。」をご紹介。
あらすじ
アニメや漫画など、なんらかの推しジャンルを持つ
「オタク」である事が共通の4人が一つ屋根の下で暮らす日常を綴ったエッセイ。
著者・藤谷さんがルームシェアを提案するきっかけから始まり、
物件探し・契約を経て、近年に至るまでの日々の出来事が綴られています。
読んでみての感想
書店でタイトルを一目見ての第一印象は
「オタク女子4人でルームシェア=感性が近い人々が集う生活、面白そう!」。
と同時に、
「オタクということ以外どんな人が集ってどんな暮らしをしてるんだろう…?
住む部屋は?生活費は?」
と、気になる点もいっぱい。
読み進めた感想は、
元々SNSを通じて親交のあった友人同士だったり、
家事をやってもらいっぱなしを良しとしない住民の気質など
様々な要素が相まって
「他人同士で集まってこのバランスが保たれる暮らし、すごく良い!!」
仕事も生活スタイルも異なる4人が
無理に合わせ過ぎることなく、
共有する部分は擦り合わせて生活する様子が窺えました。
推し活によって家を空けることが度々起こることへの理解や、
推しの嬉しい&悲しいニュースに対する感情の共有など、
オタク同士ならではの視点も。
個人を尊重し、それぞれが無理や我慢をしすぎることなく
生活していけるようなルールを設けて気遣っている点は
自分以外の人と暮らす、どの人にも参考になるのでおすすめです。
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